亜熱帯でふたりキャンプ

沖縄在住のふたりが、キャンプや沖縄の魅力を発信するブログ。

【子連れキャンパー必見?】陸上の危険生物!キャンプと自然の関わり方

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こんにちは、うしサクのうっしーです。

 

ついに、沖縄は梅雨入り宣言がされました。

ここ数日お天道様が見えない・・・。

 

ジメジメしてて除湿機が手放せませんが、梅雨があければそれこそ再びキャンプシーズン到来!(暑いけど)

 

そして、梅雨頃からは山の爬虫類・両生類が活発な時期!

最近はすっかりご無沙汰ですが、一時期はよく沖縄北部のヤンバルに生き物探しをしていました。

 

梅雨明けももちろん生き物たちはたくさん出てきます!

その中には危険な生き物も・・・。

 

最近はキャンプブームでソロキャンからファミキャンまで多くの方がキャンプを楽しまれていますが、今回のブログは今一度安全について考えていこうという回です!

 

特に小さなお子さんを連れてキャンプをするファミキャンの方沖縄でキャンプをする方には個人的に見てほしい記事です!

 

※うっしーは高校・大学と生物を専攻していますが、あくまで一般人より知識があるだけであり、一意見となっています。

個人でもキャンプ前にしっかりとリサーチしてくださいね

 

 

 

 危険生物を知ろう

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実は沖縄には危険な陸上の生き物がたくさんいます。

まずは行く場所にどんな危険が潜んでいるのか把握するのは大事ですね!

 

特に小さなお子さんは好奇心旺盛

むやみに生き物に触ろうとすれば痛い目に会うことも。

 

実際、本州でも子供がヤマカガシという毒蛇に噛まれて一時意識不明の重体になったというニュースがありましたね。

 

じゃあ具体的にどんな危険生物がいるのか見ていきましょう!

 

①両生類(カエルやイモリなど)の皮膚

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危険度:★★☆☆☆

 

緑の生い茂った場所ってカエルがたくさん鳴いていますよね。

梅雨の時期なんて両生類の宝庫ですよ。

 

両生類は共通して皮膚から粘液を分泌しています。

これは乾燥を防ぐためにです。

逆に言えば両生類の皮膚を守っているのはこの粘液だけですので、もちろんこの粘液にはあります。

 

といっても、日本で頻繁に見られるもののほとんどは少量の毒なのでものすごく肌の弱い方でなければ触ってもほとんど問題ないです。

 

ただ、触った手で目をこすったりなど粘膜に触れることは絶対にやめましょう

例えば沖縄に生息するシリケンイモリの皮膚の毒は皆さんのよく知るテトロドトキシン(フグ毒)です。

 

両生類は子供が一番よく触れる生き物だと個人的にも思うので自分たちが行く場所に生息する両生類を知っておくといいですね!

 

また、生き物を触ったら必ず手を洗いましょう。

 

②無毒のヘビや野生の哺乳類

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 危険度:★★★☆☆

 

個人的にこちらの方が危険だと思っています。

最近沖縄のヤンバルでも野犬が増えてきて、群れを形成してヒトを襲うという被害が増えつつあります。

 

もともと飼い犬だった犬たちが捨てられ増えてしまったのです。

悲しいですね。

 

他にも沖縄にはアカマタという無毒の蛇がいますが、気性が荒い方で噛まれると痛いです。

キャンプ中に噛まれたらテンション下がりますよね・・・。

 

基本的にはこちらから危害を加えない限り襲ってはきません。(野犬は例外かも)

相手を刺激しないことと、夜間で歩くときは必ず懐中電灯などを持つようにしましょう。

誤って踏みつけたら最後ですよ・・・(笑)

 

③有毒生物

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危険度:★★★★★

 

1番怖いのが毒を持った生物ですね。

沖縄ではホンハブ、ヒメハブを筆頭に危険な生き物がいっぱい。

 

蛇って実は木の上にもいたりするので、暗くなってから出歩くときは頭の上にも注意

 

また、蛇だけじゃなくてスズメバチなどの有毒の虫もいます。

よく聞いたことがあると思いますが、2回目刺されるとアナフィラキシーショックを起こすので要注意です。

 

対策として夜間の外出時に気をつける他、テント設営はあまり草むらに近いところにせずひらけたところに設営する

 

応急処置としてポイズンリムーバーと言われる毒を吸い出してくれる役割をしてくれるものを緊急用に常備しておく。

 

などがあります。

 

私たちもうっかり忘れていましたが、救急セットを準備したいと思います!

 

 

その他の注意点

 

危険生物をざっくり書いてきましたが、生き物と触れ合う際に、それとは別に注意しなければならないことがいくつかあります。

 

ひとつは県や国が指定する天然記念物の扱いです。

 

傷つけたり繁殖などに影響を与える行為を行うと罰則があります。

(詳しい罰則等は調べてね)

 

そもそも野生生物に人が触れるという行為は、生き物を弱らせてしまう行為と同等なので、そこに悪意がなくても法に触れてしまうのです。(文化財法違反)

なのでその土地に住む危険生物だけではなく、天然記念物のことも少し頭に入れておくといいかもしれません。

 

また、繰り返しますが、『野生生物に人が触れるという行為=少なからず生き物を弱らせてしまう行為 』なのでベタベタと長時間触ったり、乱暴に扱うのはやめましょう。

 

小さなお子さんはまだそういった認識が持てないかもしれませんが、大人が手本となって一つづつ教えて行くのも大事かなと私は思います。

 

他に、寄生虫や細菌が自然や生き物に存在することをお忘れないように!

 

例えば沖縄に生息するアフリカマイマイには寄生虫がわんさかいて触るなって言うのは沖縄県民なら常識ですよね。

 

他にもレプトスピラという細菌性の人獣共通感染症などがあります。

(詳しい症状は調べてね!)

 

沖縄では一時期危険勧告されてたような・・・。

この細菌は感染した動物の尿中に含まれているんですが、その菌が川に広がったりします。

その川に傷のある体で入ったり、遊泳中に怪我をしたり、川の水を飲んだりしたら感染してしまいます

 

と、あんまり脅してもしょうがないんですが・・・。

こういった感染症が出た場合は恐らくネットやニュースで情報が流れると思うので、キャンプ前にそこらへんのチェックもできるといいですね!

 まとめ

 

キャンプに行くと自然や生き物と触れ合うことができて、美味しいものを食べて、と楽しいことがたくさんありますが、それと同時に危険もあることを常に頭の中に入れておけるといいですよね。

 

キャンプ場によっては病院が近くになかったり、電波が弱かったりする場所もあると思います(沖縄は多いかも)。

そんな時にキャンプでの危険を少しでも先に知っておければ、いざという時の対処も素早くできます。

 

楽しく安全にキャンプを終えれるように、みなさんも一度その土地の生き物などをリサーチしてみては・・・?

 

梅雨が明けて本格的な夏が来る前に海編も書こうと思います!

 

ではこの辺で!